勝手に厳選!この夏読みたい小説
皆さん、こんにちは!
暑いですね〜。
私は、暑いので、基本家に篭りっぱなし(笑)
(ちょっとは運動します…。)
そんな暑くて、外に出れない!出たくない!という方必見。
クーラーの効いた涼しい室内で読書はいかがでしょうか?
意外にも友達から「この春オススメしたい小説 3選」見たよ〜という声がありました。
なので、今回は調子に乗って、第2弾。
「この夏にオススメしたい小説」を3冊ご紹介していきます。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
まず1冊目は「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」です。
この本をご存知の方も多いはず。
発行されてから、約2年が経ちますが、読んでみると面白かった〜。
この本を読むきっかけになったのは、読書好きの友人に勧められたからです。
そんなに分厚くないので、本初心者にも読みやすい1冊。
イギリスに暮らす、アイルランド人の夫と日本人の母、その息子「ぼく」。
この小説は、「ぼく」の家族や学校など、日常で繰り広げられる話しです。
私がびっくりしたのは、イギリスでは人種差別的な発言や行動を取る人が、こんなにもいるのか、ということ。
イギリスに限ったことではないだろうけど、私は、日本人の両親と日本人の友達に囲まれて生きてきたので、このような世界があることもどこか他人事のように思っていました。
自分の見ている世界はとてもちっぽけなものだったんだな〜と感じました。
と同時にイギリスの現状を知れたという意味ではとても勉強になりました。
私は、人付き合いが上手い方ではないので、友達や会社の人とぶつかり合ったりすることがありますが、この母親や息子は、学校で起こる出来事や難題を素直に受け止めて、悩みながらも上手に立ち回って、行動していくのでとても感心しました。
人種差別のことばかりを書いているというよりは、むしろ母と息子の親近感の湧くエピソードが盛りだくさんなので、非常に読みやすいです。
読むとこの本のタイトルの意味もバッチリ分かります!!
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
著者:ブレイディみかこ
出版社:新潮社
定価:630円
発行:2019年6月21日
空飛ぶタイヤ上下
2冊目は池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」です。
私は、池井戸潤の作品が好きなのですが、半沢直樹シリーズしか読んだことがなかったので、1度そのほかの小説も読んでみたいと思っていました。
で、元職場の上司より勧められたのが「空飛ぶタイヤ」です。
過去にドラマ化されたという話を聞いたことがありますが、見たことがなかったので、本を読んでみることにしました。
最初に言っておきますが、上下あるので長いです!
でも、読んでいると先が気になって気になって、結局読んでしまうんですよね〜(笑)
この話しは、主人公(=赤松社長)の勤める赤松運送のトレーラーが走行中にタイヤが外れ、母子を事故に巻き込んでしまうという悲しい話しから始まります。
そして、その脱輪の原因は、赤松運送の整備不良によるものか、はたまた部品納入メーカー「ホープ自動車」の欠陥部品によるものなのか、真相を暴いていく物語です。
遺族や主人公赤松の家族、赤松運送の仲間、ホープ自動車、警察、色んな視点から描かれるストーリーは感情移入が止まりません。
家族を守るために必死で闘う主人公とそれを支える家族にもとても感動しました。
空飛ぶタイヤ(上)(下)
著者:池井戸 潤
出版社:講談社
定価:各690円
発行:2009年9月15日
半沢直樹 アルルカンと道化師
3冊目も池井戸潤の「半沢直樹 アルルカンと道化師」です。
池井戸潤が 2作続き、すみません。
私が大好きな半沢直樹シリーズです。
一言で言うと、『痛快』。
とっても読みやすく、期待を裏切らないストーリー性。
さらっと読めるので、オススメです。
東京中央銀行大阪西支店の融資課長 半沢直樹のもとに、大手IT企業ジャッカルから、業績不振の美術系出版会社 仙波工藝社へ買収の話しが持ちかけられる。
しかし、この買収話しの裏側には秘密が隠されていた。
最後は、真相を暴きながら、自分の利益しか考えていない上司をギャフンと言わせますが、1歩2歩踏み込んで、解決していく姿は、本当にかっこいいです。
こんな上司がいたらな〜と思う人も多いのでは?
部下のせいにすることはないし、行動で見せてくれる上司って頼もしいですよね。
タイトルにもある「アルルカン」とは?
読めばすぐに解決できます。
半沢直樹 アルルカンと道化師
著者:池井戸 潤
出版社:講談社
定価:1,600円
発行:2020年9月17日