読書の秋に読みたい小説3選

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読書の秋に読みたい小説

こんにちは〜。

イケてるちゃん

イケてるです。
9月はイケてない生活を送っております(笑)

皆さん、読書はしていますか?
月に何冊くらい読まれてますか?

今日は秋の夜長にぜひ読んでいただきたい小説を3つご紹介します。
自分の生き方を見つめ直すきっかけになったり、本の中へ入り込んでドキドキしたり。

どれも読みやすい小説なので、「面白そうだな〜」と感じたら読んでみてくださいね。

星の子

まず1冊目は「星の子」です。
この本は、友人から紹介され、読んだ本です。

作者の「今村夏子」さんの作品を読んだことがなかったのですが、とってもサクサク読めました。

小説のタイトルからはどんな話か、想像もつきませんよね〜。
キーワードは「家族」「宗教(と言っても危険じゃない)」といった感じかな。

主人公の女の子「ちひろ」の生い立ちの話です。
ちひろは、小さい頃から病弱でした。

そんな時、父が会社の同僚から「この水でお嬢さんの体を清めてください」と『金星のめぐみ』という水を勧められた。
すると、ちひろの病状はみるみる改善。
これを機に、両親は“あやしい宗教”にのめり込んでいく。

信仰により家族間には歪みも生じていきますが、愛情をたっぷり注いで育ててくれた両親のことがちひろは大好き。
そんな家族のストーリーとちひろを取り巻く学生生活のことが描かれています。

基本的には、会話文が多く読みやすいです。
そして、なんと言っても腑に落ちないのがラスト!!
「えっ?ここで終わり?」と私は思ってしまいました。

最後は、『どう感じるか』『想像するのか』読み手に委ねてるんでしょうね〜。

イケてるちゃん

どんなふうに感じたか、みんなの感想を聞きたいな〜!
読んだって方はぜひ聞かせてね。

星の子
著者:今村夏子
出版社:朝日新聞出版
定価:620円
発行:2019年12月30日

アヒルと鴨のコインロッカー

2冊目は「アヒルと鴨のコインロッカー」です。

私は、伊坂幸太郎さんの殺し屋シリーズ(グラスホッパーとか)が好きで、よく読みます。
しかし、この「アヒルと鴨のコインロッカー」は全然知らず、これまた友人にオススメされたので、読んで見ることに。

ちなみに「アヒルと鴨のコインロッカー」は、殺し屋シリーズではありません。

衝撃は、出だしの「僕はモデルガンを握って、書店を見張っていた」という一文。
はじめから惹きつけられました。

「どうしてそんな状況になったの?」と思いますよね?
しかも主人公の椎名は大学入学のために引っ越して来たばかりの大学生。

きっかけは、アパートの隣人=河﨑に「本屋を襲うのを一緒に手伝って欲しい」と誘われたことから始まります。
もちろん椎名は、「本屋を襲うことはしない。そして、やめた方がいい」と主張するのですが、河﨑の意志は固く、襲撃決行の日が来てしまいます。

この「本屋を襲う」という行動にどんな意味があるのか?
読み進めていくと、真相は深く、「そういうことだったのか〜」と納得。

登場人物はみんな個性的ですが、それぞれ温かみのある人物です。
だから、最後の真相にたどり着いたとき“やるせなさ”や“切なさ”を感じました。

決してハッピーエンドとは言えませんが、温かいストーリーでした。

本のタイトルの「アヒルと鴨のコインロッカー」の意味も理解できます。
THE 伊坂幸太郎の小説だな〜としみじみ思いました。

アヒルと鴨のコインロッカー
著者:伊坂幸太郎
出版社:創元推理文庫
定価:648円
発行:2006年12月22日

夢をかなえるゾウ0 〜ガネーシャと夢を食べるバク〜

3冊目は「夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク」です。

私は、母曰く“夢見る夢子”。
自負してるのですが、ずーっと理想や夢を追いかけるところがあります。

今は東京ドリームを掴みたい!と、もがき中(笑)
なので、夢をかなえるゾウシリーズはほぼ読破してます。

今回の「ガネーシャと夢を食べるバク」編は、夢がない・やりたいことが見つからない
でも自分を変えたい・やりたいことを見つけたい方におすすめです。

実際、私は結婚&引越しをして、一からの職探し…になったとき「どうせなら自分のやりたいことをやってみよう」と思いました。
しかし、自分を変えたい!殻を破りたい!と思っても、急にやりたいことって思い浮かばないんですよね〜。
そんなとき、夢をかなえるゾウを読んで、たくさんヒントをもらいました。

日常生活から自分の行動を見直したり、過去の自分を振り返ってみたり。
身近なことから始められこともあるので、読んでみて損なしです!!

あとは、少し勇気が必要なことも課題として書かれていたり、自分の見る視点を変えることで、新しい気づきがあったり、すごく勉強になります。

私が印象に残っている箇所を1つご紹介します。
「ほんまの好きは『世の中の人全員が嫌いだと言っても、自分はこれが好きだ』って言えるもんがほんまの好き」
という場面。
やりたいことはなくても、自分の好きなものはいっぱいあると思います。
その中でも“本物の好き”は、他人に何を言われようと、反対されようと、強く追求したいと思うもの。
この“本物の好き”が、やりたいことを見つける近道になるというのです。

自分を変えたいと思っているあなたにオススメします。

夢をかなえるゾウ0 ガネーシャと夢を食べるバク
著者:水野敬也
出版社:文響社
定価:1,680円
発行:2022年5月24日

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