勝手に厳選!この冬、家にこもって読みたい小説
こんにちは!
イケてるです。
ブログを始めてから約1年が経ちました。
正直、1年も続けられると思ってなかったので、自分が一番びっくりです!!(笑)
そんな私ですが、今年もどうぞよろしくお願いします。
さて、今日は、「オススメの小説シリーズ第5弾」です。
今回の小説も、ほんっっっとうに良い作品ばかりなので、家にこもって読んでみてほしいです。
倒産続きの彼女
まず1冊目は「倒産続きの彼女」です。
この本は、以前紹介した「元彼の遺言状」でもお馴染みの著者 新川帆立さんです。
前作である「元彼の遺言書」を読んで、彼女の作品が好きになり、今回「倒産続きの彼女」を読んでみました。
結論から言うと、めちゃくちゃ面白いです!!
真相が気になって、どんどん読み進めたくなる1冊です。
主人公の弁護士 美馬玉子は、倒産危機に瀕する会社を救おうとします。
しかしその会社には、“会社を倒産に導く女”と噂される女性が…。
その女性を調べていくと、怪しいことばかりが浮上してきます。
真実に辿り着いた先に、「犯人はこの人だったのか〜」と腑に落ちる瞬間がやってきます。
読んでいくうちに、登場人物全員が怪しく見えてくるんですよね〜。
スカッとする瞬間や涙する瞬間もあって、それぞれの人間の感情がうまく描けている作品です。
特に本を読むのに没頭したい方、物語に入り込みやすい小説なのでオススメです。
倒産続きの彼女
著者:新川帆立
出版社:宝島社
定価:750円
発行:2022年10月20日
そして、バトンは渡された
2冊目は「そして、バトンは渡された」です。
この小説は、永野芽郁主演で映画にもなったし、知っている方も多いんじゃないかと思います。
本当に泣けますよね〜。
主人公の優子は、幼い頃に母を亡くし、父子家庭。
小学生のとき、父が再婚し、再婚相手の梨花さんと3人で暮らすことになりました。
しかしその後、父が海外赴任でブラジルへ。
優子は悩みに悩みましたが、梨花さんと日本で暮らすことを選択しました。
だが、父と梨花さんは離婚し、新たな再婚相手・泉ケ原さんが父親となり生活がスタート。
しかしこの生活も長くは続かず、次に父親となったのが森宮さん。
優子と森宮さんとの血の繋がらない親子が、楽しく生活する様子が描かれています。
優子ちゃんが本当に良い子で(親目線で見てる自分もいて)泣けてくるんですよね~。
人の温かみや人間模様が見れる作品です。
森宮さんは、父親として、優子のことを大切に大切に育てているのが伝わってくるし、優子もまた森宮さんを信頼していて、本当の親子のように感じられます。
涙腺崩壊の1冊です。
そして、心温まる感動作です。
そして、バトンは渡された
著者:瀬尾まいこ
出版社:文春文庫
定価:740円
発行:2020年9月10日
白鳥とコウモリ
最後は「白鳥とコウモリ」です。
結構、分厚い本なので、読み応えは十分です。
この話は、弁護士 白石健介が遺体で発見されたことから始まります。
警察は、殺人事件として捜査を進めることとなりました。
やがて「倉木達郎」という人物が容疑者として浮かび上り、ほどなくして、倉木は自分の犯行だと自供します。
倉木の自供は理路整然としていて、何の矛盾もなかったので、警察は倉木達郎を犯人と断定していました。
しかし、倉木容疑者の息子の「倉木和真」と被害者 白石健介の娘の「白石美令」は、倉木容疑者の自供内容に疑問を感じていました。
そんなとき、和真と美令は、 事件現場でばったり会ってしまいました。
容疑者の息子と被害者の娘という、本来なら敵対するはずの立場である2人が協力して、真相を突き止めようと動き出します。
2人が調べていくと、倉木容疑者の自供を覆すような真実がどんどん明らかになってきます。
そして、最後は信じられない真実に辿り着きます。
読み終えると「そういうことだったのか〜」と達成感のある、納得のいくラストでした。
読む進めるごとに犯人が気になってくる1冊です。
白鳥とコウモリ
著者:東野圭吾
出版社:幻冬舎
定価:2,000円
発行:2021年4月7日